埃にまみれた英雄

近くのコストコにDVD安売りコーナーがあり、むかしの名画DVDが数多く陳列されています。そこで、毎回DVDを漁っている不審なアジア人は私です。

こうして見ないDVD がどんどん溜まっていく・・・。

そんな映画のひとつがこれ:

“アラビアのロレンス”



全編4時間以上の超大作ー。

「壮大な砂漠ロケ」、「非情な人間ドラマ」、「格調の高さ」どれをとっても映画史最高傑作級のスケールです。

「そういえば、この映画も見ていなかったな・・・。」

と思って、1時間分だけ見るつもりが...けっきょく全部見てしまった。
見終わったら、午前2時(涙
眠い。
翌日仕事なのに。

この映画で一番好きなシーン:

アカバの町に奇襲攻撃をかけるため、ロレンスとアラビア部族の一隊が「神に見放された」荒涼とした砂漠地帯の横断を強行する。

連日の強行軍で部隊は疲れ果て、やがて砂漠地帯を渡り終えるころ・・・落伍者が一人出てしまう。

引き返そうとするロレンス。

アラビア人の戦友は引きとめる。

「あいつが死ぬことはアラーの思し召しだ--すでに、運命に書かれている」

ロレンスは制止をふりきって、ひとり引き返す。

8時間がすぎ・・・。

半日がすぎ・・・。

やがて・・・丸一日が過ぎ

ほとんどの人間があきらめかけたころ・・・。

砂漠の地平線上に微かな揺れ動きが・・?

蜃気楼?

そして、行き倒れの仲間をラクダに乗せたロレンスが姿を現す。

「ロレンスだ!!白人が帰ってきたぞ!!」

狂喜する部隊。

このシーン、大画面で見ると120%感動します。


埃と砂にまみれてロレンスは脱水寸前。それを取り囲む大勢の仲間たち。

出迎えた戦友にロレンスが一言

「運命など、どこにも書かれていない。」

泣ける。確実に泣ける。

この場面が見たくてこのDVDを買ったようなものだ。

「運命など、どこにも書かれていない。」

一度は言ってみたい。

え?どちらかというと、運命に流されて生きてきますが、なにか?

ともかく、英雄とは過酷な運命を切り抜けて生きて帰ってくるものなのだ。

その強烈なイメージをこの映画を見て印象付けられました。

ぼくの中では、英雄とはつねに埃と砂にまみれてラクダに跨る痩せたピーター・オトゥールです。



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