アメリカ大学病院のあれこれ。あるいは、君の「そのとき」はいつ?

どのくらいの更新頻度が適当なんでしょうか?

以前、MIXIの日記でのみ公開していたときはコメントももらえたし、手応えを見ながら内容を調節していたのですが、ブログにしてからはまったくコメントがないので、いまいちどういうことを書いたら喜ばれるのか分かりづらい・・・。

記事によっては閲覧数がすごく多くなるのでそれを一つの参考にしています。

きちんと返事するので書いてくださいね、コメント(^^)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

怒濤の集中治療部期間が終わって、早速大学院の授業が始まりました。
上手くいけば今年卒業、学位取得できます。

3つのフェローをこなし、その上大学院に通っているというと:
「ほんとに、勉強が好きだねぇ」
みたいな反応がよく返ってきます。

正直に言わせてもらうと勉学は好きではない。

テストの点数を気にするヤツにろくな人間はいないと断言できます。

では、なぜしてるかというと

「単純に学ばなければいけないことがあるから」

ある程度の臨床をこなしながら通っているので大学院の授業の6–7割程度しかいつも頭に入っていません。

それでも、ゼロよりはまし。

日本にいたら大学院に通うことは絶対になかったのでゼロ。
それに比べれば、すごく進歩している気がします。

うん、気のせいじゃないと思う。

研修医時代、恩師が

「臨床の腕がある程度、プラトーに達すると日頃の疑問を解消したくなるーー」
「ーーそのときこそが研究を学ぶときだ。」

とおっしゃってました。研修医や医学生の皆さんに言っておきたい。

「そのとき」がだいたい卒後10年目にやってきます。

もっと、いい医者になりたい。

そう思うのなら、まあ、やることは決まってきますね。

まあ、言うは易しです。 

こちらは、プロ同士で結婚することも多いので父ちゃんは家事もできなきゃいけない。
同僚も「今日は子供を迎えにいく日」といって、仕事を切り上げて帰っていきます。

日本で育児に参加しない男は、まあ、仕事ができても威張れませんね。
あれ、重労働ですから。

といっても、ぼくには子供がいません。
よくいると思われがちですが。

「子供はいない。かみさんもいない。」

というと

「そのふたつは必ずしもセットになってないよ。」

とつっこまれます。

アメリカの麻酔の悪いところは、給料が高すぎるあまり4年間の研修と1年のフェローが終わると開業して大学を離れていきます。このマインドセットをもっている子らに大学に残ることの良さを説くのは難しい。まあ、仕方のないことですね。

ぼくも大学に残ろうとは思いませんでした。人間関係が縦に重苦しいのと、自由さに欠けるので若い人間にとってはあまり魅力的なところではなかったから。

でも、困ったときにすぐに聞ける人が身近にいるというのはいいものです。
大学は人が財産ですからね。

逆に魅力的な先輩がいなければ、速攻でやめましょう。
そして、なるべくいろんなバックグラウンドの人が集まるところにいくことをお勧めします。
研修一年目から上が数人しかいないところにいくのはお勧めしません。
その数人の悪い癖が知らず知らずについてなかなか抜けなくなります。

大学は人が財産ですから。

シカゴの一般病院にいった友人は一年に数回も中心静脈をとることがないとぼやいていました。卒後5年目でその状態はちょっときつい。

外人ばかりになってしまったわが心臓麻酔部を笑っていたら、ドイツ人の同僚が

「世界を救ってるのはぼくら(外人)だからね。」

と言っていました(笑

「世界を救ってるつもりなのがアメリカ人だけど

一緒に世界を救いませんか?








ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 10

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

Yasmine
2013年01月29日 17:27
はじめまして。同じくワシントン州の下のほうに住んでいる元看護師です。家族の都合でこちらに来てもうすぐ1年になります。今は大学で学んでいますが幸いなことに近隣の病院から内定がいただけたので2月からフルタイムで臨床にもどります。なかなか日本人に出会わないんですよ、コレが。。
更新、続けてください。ここにも見てる人も居ますから。。
管理人
2013年01月31日 04:02
ありがとうございます!
少ないですよね、日本人。
アウェイで戦っている者同士お互いがんばりましょう。
13th
2013年03月01日 17:14
ブログ面白いです。
更新楽しみにしています。
分野は全く違いますが、だからこそ興味深いです。
幅広いトピックに毎回「なるほど!」と。
これからも楽しみにしています。

この記事へのトラックバック