ライス提督のラム・パンチ

セント・マーティン島は大きな環礁を含む島の南北がそれぞれフランスとオランダ領に分かれている。

コロンブスの昔より、ここカリブ海で大航海時代に覇権を争った国々は今も複数に分かれる公用語としてその名残を感じさせる。





マイアミ空港でぎりぎり45分の乗り継ぎを経て、先週のはじめこの常夏の島に初めて飛んだ。

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7日間に渡って三つにまたがる島々を47フィートのカタマランを操船しながら巡る。
大海原を風を受けて進むときに感じる例えようもない胸の高揚感は今回一緒になった4人のクルーメート一人の残らず虜にした。

それにしても海が美しい。透明なエメラルドグリーンが海底の深さと珊瑚礁を映して魅力的な濃淡をみせて心を痺れさせる。


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われわれの船でスキッパーをつとめるのはヨット歴50数年のアメリカ・セイリング協会の大御所。

90万海里以上を航海し、太平洋を7度横断したこの伝説的人物、マイク・ライスに直接ヨットマンとしての薫陶を受ける機会がやっと巡って来たのだ。ぼくは何ヶ月も前からこれを心待ちにした。

航海は期待以上だ!

オランダ領セント・マーティン、フランス領アギーラ島、ガスタヴィア島と人も環境も違う島々を旅する中で、もうかつてのヨットのない人生に戻ることができないことを改めて確信する。

これでぼくも海王神の恩愛にすがるヨットマンの長い長い系譜に名前を連ねることになったわけだ。

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同じ航海でもエンジン動力を使った船に微塵も魅力を感じないのは目的地に着くために知恵も工夫も要さないからに違いない。

風や海流その他もろもろを体に取り入れながら帆船を疾走させる技能を身につけるには歳月と努力を要する。

体躯で「稼いで」初めて一人前となるわけだ。

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マイクには可愛がられた。

「君みたいに『なんでも学んでやろう』と意欲的なクルーがいてこそこっちも張り合いがでる」

そう言うと、セイリングのコツを次々と教えてくれた。

錨を下ろしたあとは、決まってふたりで珊瑚礁をシュノーケリングで潜った。
伝説のヨットマンは海の生物にも詳しく多数の魚の名前を次々と教えてくれる。

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夕食が終わると、マイクは二種類のラム酒、グラナデンシロップ、ライムジュースからなるラムパンチを皆に振る舞った。

最後にナツメグを少々削るのが秘訣だそうだ。

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