テーマ:海外生活

ヨットとラム酒とカリブの海賊

二〇ノットの風を受けて17メートル弱のヨットが波間を疾走する。 四方は漆黒の闇に囲まれ、最後に人工灯を確認したのはセント・クロイ島の東側を通過した午後十時十二分頃だ。 ほほを撫でる風と、騒がしい波飛沫の音で船が洋上を疾駆しているのが体感できるが、速度を目視できるマーカーは夜のオフショア・セーリングには存在しない。 見上…
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ライス提督のラム・パンチ

セント・マーティン島は大きな環礁を含む島の南北がそれぞれフランスとオランダ領に分かれている。 コロンブスの昔より、ここカリブ海で大航海時代に覇権を争った国々は今も複数に分かれる公用語としてその名残を感じさせる。 マイアミ空港でぎりぎり45分の乗り継ぎを経て、先週のはじめこの常夏の島に初めて飛んだ。 …
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Fair Winds, Following Sea, and a Movable Feast

若いときに巴里で過ごす幸運に恵まれたなら、君は巴里と共に生涯を過ごすことになる。 なぜなら、巴里は移動祝祭日なのだから。 ~ヘミングウェイ Rocheハーバーはその昔ライム石の採掘で栄えた小さな港でSanJuan島の北西にポッカリと空いた入り江に位置する。夏になると吹く南西風から寄港する船を良く守り、ピーク時には2…
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ユーロな夜に考えたこと

古家を改築したタウンハウスはモントリオールでも瀟洒な住宅が立ち並ぶMont Royal地区の中程にあった。 住人であるフランス人の友人Pは、パートナーと1年ほど前にシアトルから移住し今はここで職を得て幸せに暮らしている。 「研究はもうあまりしていないね。」 彼はペイン医学関係の良質な論文を量産し、うちの大学のリサーチ部…
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オーベン研究会という名の・・・

最近、心臓麻酔部に新しい顔ぶれが増えてきていままでとは違った活気があります。 日本でもよく、友人と食事に行くことが多かったのですが、シアトルでも仲間の要望に合わせてそういった機会が増えて来ています。 一番、多い希望が「寿司屋」。 ぼくといくと注文はぼくが全て行うので、楽でいいという理由からで。。。 「旬の小魚の南蛮漬け…
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ザ・エコノミストにコメント

ネットのコメント欄ってどこも変わらないようで、イギリスの一流経済誌でも検討はずれな中傷がちょっと滑稽です。 自分が購読している雑誌なので、あまりに偏ったアジア批判が目立ったので、今日初めて投書しました。 以下全文: The series of events taking place surrounding the geop…
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ロジカルな国の「芸」人

米国では麻酔看護師になりたい場合、集中治療部で看護経験を数年こなすことが応募条件です。というわけでICUで働いていると麻酔看護師志望のナースによく出会います。 前回の記事でも書きましたが、医療現場で行われている業務のほとんどが「医師」でなくてもできることばかりです。麻酔管理も一定の看護経験と2年間の麻酔看護学校に通えば、研修医と遜…
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ほんとうのクールジャパン

前回のアップ記事はずいぶん反響がありました! ありがとうございます。 ぼちぼち更新していくので気長に見守っていてください。 最近、体があちこち痛いぼくですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか? 近所に合気道道場を発見し入門しました。 大学に入るまで5,6年続けたものの、その後、剣道に切り替えたため中断。…
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年明けのシャンパン

「よかったら、大晦日に夕食を食べにこないかい?」 麻酔科の主任教授が電話の向こうで言った。 荒れに荒れた医療現場での仕事に行き詰まり(息詰り?)連日、教授に電話で相談にのってもらっていた。 知らず知らず悲壮感が声に漂い、同情されたに違いない。 ドイツでは大晦日に家族でスープフォンデュを食べるのが習わしになっている…
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常勤医になります。遅ればせながら。

先日、医局からAssistant professorとしてのポジションのオファーを受けた。 ぼくはH1Bビザ(就労ビザ)でアメリカに来ているため最大で6年までしかアメリカで働くことができない。 以前、常勤医の打診を受けた際には辞退して、研究フェローを続けさせてもらえるよう願い出た。 この先、臨床研究もやりながら仕事をし…
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Aikido

ずーっとパソコンを眺めている日が続くので疲れる。。 Outcome studyは、基本的に統計処理がおもな仕事なので去年買ったAirMacがフル稼働しています。 といっても、基本的に頭脳労働中心の生活が向かない体なので、体を使った遊びをしないと調子がでない。 元カノの誘われて始めたゴルフを再開し(大学付属の打ちっぱなし…
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外人部隊

もともと外人医師の比率が高いうちの医局だが、とうとう主任教授にドイツ人が就任・・・。 心臓麻酔部も二人抜けて、7人中6人が外国人。 昨日の会話: ぼく:「心臓麻酔部も外人だらけになっちゃったね。」 同僚:「世界を救っているのはぼくらだからね。」 ぼく:(笑) そして・・・ 同僚:「『世界を救って…
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アテンディング医師にもっとも求められるもの。

大統領選に向けて二大政党が激論を繰り広げているアメリカですが、皆様いかがおすごしでしょうか? 個人的にはたったの4年でブッシュ政権の後始末をつけるのはどんな超人を持ってしても難しいのではないかと思います。あと、4年チャンスをあげるべきでは?と思うのですが、現オバマ政権は中間層へのサポートメッセージ色が濃いので、ロビー活動力を持つ富裕層…
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21世紀のアメリカ移民

移民の国アメリカの移民動向にアジアシフトが起こっているようです。 "Asians are new face of immigrants" http://www.nytimes.com/interactive/2012/06/19/us/asians-are-immigrations-new-face.html?ref=immig…
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なぜ、"Under Dog"(負け犬)が勝つのか?

更新が途絶えちゃいました。 前にブログを書いてから日本に帰国したり、アメリカに戻ってICUで働いたりと忙しくしていました。 いまは新研修医の教育係をしています。 「こんなこと教えたって、他のスタッフに言っちゃダメだぞ」といいながら、教科書外の麻酔テクをどんどん教えています(笑 さて。 そもそもが気楽に書き進…
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初夏

更新が空きすぎました(汗 晴天が増え始め、シアトルもそろそろ天国みたいに快適な夏の到来を感じさせています。 お気に入りのカフェで統計解析中。 6月第一週が大学院の期末試験週間なので各授業のプレゼンが迫っています。。
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アメリカ臨床&研究報告会

さて、業務連絡です。 今年は6月7日より日本に一時帰国することになりました。 というわけで、恒例の留学報告会をします。 -アメリカの研修システム -研修終了後のクリニカル・フェローのシステム -USMLE受験 -留学を考えている場合、日本でやっておくべきこと -必要となる英会話のレベルと勉強法 -臨床研究…
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グラント・ワークショップ

先週、今週、来週と3回に分けて日曜にNIH研究費申請の講習会があります。 基礎・臨床研究推進を猛烈に押し進めている主任教授の意向でしょう。 第一回:NIH Funding Databases; Submission; Review 第二回:NIH Funding Mechanisms:"R" and "K" mecha…
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マック・エア

ここ3年使ってきたメビウスが成仏しました。 仕事の95%をPCに依存している身としては由々しき事態。 急遽、PCを買い替えなければいけないことに・・・。 という訳で、購入したのは: 初マックでございます。マックエアでございます。 ジョブズの本も読んでいることだし。 実は、医師人口のマック率…
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情熱のゆくえ

もう、というか、まだ、というか、震災から一年が過ぎましたね。 なくなられた方々に改めてご冥福をお祈りいたします。 つい最近、身内でも不幸がありました。 祖父が肺炎悪化による呼吸不全で先月他界。 享年、なんと・・・99歳の“明治”生まれ。よく、履歴記入欄の生年月日のところに昭和・大正・『明治』とあって、「誰が“明治…
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新年明けましておめでとうございます。

大晦日から元旦の朝にかけて24時間当直をすませ、その足でスノボにいってきたDOCKでございます。 皆様におきましてはよい正月をお過ごしでしょうか? 早くもアメリカ滞在5年目に突入し、日本で麻酔をかけてきた時間とアメリカでのそれが同じになりつつあります。 少しは患者様の役に立てる医者になれたかな?と思う反面、まだまだ青く…
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コードブルー 4

テイクアウトのタイ料理をぶら下げてマンションに帰宅したのは9時だった。 かばんもおろさずに冷蔵庫の扉を開け、ビール瓶を取り出しふたをはずすと一口グビリとのどに流し込む。 ああ・・・・こわかった。 死ぬかと思ったよorz... カウンターに座って目を閉じると、オペ室での出来事がひとつひとつ短いyoutube映像の様…
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コードブルー 3

INR5.8。 正常上限の3倍以上の数字。これでは、出血は絶対に止まらない。 あわてて、血小板と新鮮凍結血漿製剤を輸血。 オペ室の総監督がやってきて 「ケイ、ここまでやってくれたから、ついでに手術終わるまでやってくれる?」 『心臓麻酔科医がついたからには安心、安心。('▽`)~~』とばかりに丸投げして去って…
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コードブルー 2

心肺蘇生をはじめてから、ずいぶん時間がたってしまった。だんだん、部屋の空気が悲観的になってきているのを肌で感じる。指示を出し始めた行きがかり上、心肺蘇生停止を宣言するのはぼくの役割だ。 担当研修医がすがりつくような目で見つめてくる。 う~ん、責任が重い。 あれ・・・?心電図に変化があった気がするぞ。 しかし、心マ…
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コードブルー 1

二日前の出来事-- コードブルーの放送がかかってオペ室にはいるとそこは戦場だった。 89歳男性の大腿骨頭骨折置換後の修復術中の心停止。 ぼくがオペ室のドアを開けたとき、ちょうど心臓マッサージが始まったところだった。 麻酔機の上のモニター上の心電図は心室細動。 仰向けにされたやせた老人の胸にリズミカルに体…
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クリスマス。

アメリカでは年末・年始休暇というものが存在しない。 そのかわりクリスマス休暇があって、この時期に国民が帰省します。 感謝祭休暇が終わったと思ったら、デパートのクリスマスプレゼント商戦が始まって、なにかと街があわただしくなります。 日本の正月ムードがないのが最初のうちはつらかったけど、最近だんだんなれてきました。 大学院の…
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和食博士号

「YUZOGOSHOってなんだ?」って聞かれて一瞬なんのことかわからなかった。。。 ああ、柚子胡椒ねσ(°▽°)σ~~ 最近、シアトルで話題の寿司屋に同僚みんなで行ってきました。 -ある日の職場の会話- 同僚S「寿司を食べたことないんだよねー。」 DOCK「へえ。アメリカでも人気だけどね。」 同僚S「…
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時間がかかること。

アメリカでは近年、Advanced Care Practitioners(ACP)という職種を作って、医師と看護師のちょうど中間に位置するような業務にあたってもらっています。 この人たちはともすると、薬の処方もするし簡単な縫合や中心静脈穿刺も行うので、ひとによっては研修医と同じかそれ以上の役割を果たす。医師不足を補う解決策のひとつ…
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全米麻酔科学会にいって思ったこととか

初の全米麻酔科学会は・・・・バカでかかった! 会員数43000人の全米(そして、たぶん世界)最大の麻酔科学会なので、大きいのは当たり前なのだけど。 そして、印象としては・・・・内容がちょっと薄くなっているような気がする?? 全米集中治療学会と同じく、カバーする範囲があまりにも多岐にわたるので、全体として食い込みが足りな…
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バンクーバーのストリップはすごいらしい件

モントリオール 神戸 東京 シカゴ と続いているビジネス珍道中ですがここで一か所もうひとつ街が挟まっているのです。 バンクーバー じつはシアトルから車で2時間半のところに位置しています。というわけで(どういうわけだ?)先週末思い立って行ってきちゃいました。 どおりで金がないはずだ。 今回は…
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